愛と幻想のサンクスギビングホリデーセール [NC的生活]
今年は11月24日がサンクスギビングデーだったようで、翌日の25日から年間最大のセールが国中で始まるということで、サンクスギビングホリデー中は2年生前半最大のヤマ場であるストラテジーの授業のプロジェクトの戦略論レポート30ページ(勿論英語)の為に家に引きこもっていた私ですが、これだけはと思い、セールの情報収集をしてました。
事前に噂で聞いていたところでは、どのお店やモールでも信じられないくらい安い値段で目玉商品が出る、ということだったので、なんか電化製品関係で出物がないかと思って、Wal-Mart(おなじみ世界最大の小売)、Best-Buy、Circuit City(どちらもアメリカで言うヤマダ電機みたいなところ)等のセール情報をネットで見てみたところ、・・・う~ん、確かにセールはやってるようだけど、別に全然安くない・・。しかも、目玉商品として売り出してるデジカメとか液晶テレビとかは、どの店も品揃えと値段がかぶってる気が・・。
何より、日本の電化製品量販店がたまに折り込みチラシとかで宣伝してる「SHARP AQUOS 21インチ 19800円!先着5名様まで!」みたいな、素人目にもこりゃ原価割れだろっていうのが分かるような限定激安品みたいなのは全く無し・・。
う~ん、年間最大のセールといってもこんなものなのかな~?と思いつつ、Winson-Salem市内最大のモールであるHanes-Mallでも朝6時からセールをやる、と聞いたので、早起きして開店前行列に並んでみよう、もしかしてなんかすごい商品があるかも、と思い、朝5時半に店に到着しました。予想通り、駐車場には既に少なくない数の車がとまっています。
さあ開店前行列の最後尾はどこだ?と見回してみると、驚くことに、既にもうモールは開店している模様・・。えぇ~っ?ホームページにも6時開店って書いてあったのに・・と思い店に入ると、早朝からスターバックスでコーヒーを飲む人々が大量に・・
どうやら、一部の店では朝4時頃、あるいは既に昨日の晩?から営業している店もあるようです。
かなり拍子抜けしましたが、気を取り直してモール内を偵察してみることに。
やはり品数限定の目玉商品、みたいなものは扱いがないようで、主にアパレル関係の店での店頭商品30%オフ、みたいな感じのセールが主流のようです。というより、1/4くらいの店はそもそもセールすらしてないみたいなんですけど・・(セールに便乗して単に朝早くから店を開けてるだけ)。
う~ん、こんなものか・・と思いつつ散策を続けていると、ついに開店前行列の店を発見!
「Radio Shack」という、これまた電化製品量販店みたいな感じの店です。「きっとものすごいセール品があるに違いない・・」そう推測し、とりあえず列に並んでみます。
40分ほど待たされ、ようやく店内に入ることが出来ました。
・・・う~ん、全然たいしたものがないんですけど・・。「1Gメモリが9ドル」とか、せいぜいその程度です。
結局、何も買うことなく(朝ごはんにプレッツェルを買った以外)モールを後にしました。やっぱりサンクスギビングセールの真骨頂は服の安売りにあるのかもしれません。にしても、やはりちょっと期待はずれだったな・・。
早朝ライトアップされたHanes Mall。ちょっとかっこいい?
I-40(近所の高速道路)拡張工事のアンケートに答えてもらったWinson-Salemグッズ。実はこれが一番の収穫だったかも・・。
永遠も半ばを過ぎて [NC的生活]
Winston-Salemではここ数週間で紅葉のピークを迎えようとしています。
去年のちょうど今頃は学業のほうがかなりテンパっていたせいで、路傍の草木を愛でる精神的余裕などこれっぽっちもなかったのですが、今、あらためて日常の風景を見渡してみると、日本の紅葉とはまた一味違う、鮮やかな原色に彩られた木々の美しさに心奪われ、勉強のことなどさっぱり忘れてしまう日々です。
しかし、この紅葉のシーズンが終わるとWinston-Salemの木々は全て葉を落とし、森は寒々とした木枯らしの吹きすさぶ、憂鬱な景色へと姿を変えてしまいます。
若葉は来年の5月、私が卒業して帰国する前にもう一度見られると思いますが、このWinston-Salemの紅葉についてはこれが最後、文字通りの見納めになります。
いよいよ11月に入り、私の留学生活もあと半年足らず。日々の生活の中でも「これがアメリカ生活で最後の・・」と感じることも多くなってきました。残り少なくなってきた貴重なモラトリアム(?)の日々を無為に費やしてしまうことのないように、いよいよ心を研ぎ澄まし、感応度を高めていきたいと思っています(MBA生活の残り日数がすぐ分かりやすいように、授業終了日までのカウントダウンのブログパーツをつけてみました)。
アパートの駐車場の木々
アパートの裏手の交差点(たまに一旦停止違反をチェックする警官が潜んでいる)
大学への通学路にあるひときわ色鮮やかな木
大学への通学路にあるアパートの駐車場で発見した見事な紅葉
カロライナブルーと紅葉の見事なコントラスト
いかにも南部やな~っ!という感じの木と家
バブコックの校舎から見える大学のチャペル
大学の裏門?にあるウェイクの案内標識
Winston-Salem市内でも一番の紅葉スポットと思われるReynolda Street
Reynolda Street沿いにある小道
ハロウィンパーティー [NC的生活]
今年もハロウィーンパーティーの時期がやってきた!ということで、MBAとJD(ロースクール)合同開催のハロウィンパーティーにいちおう行ってきました。
なんでいちおうかって言うと、去年もこのパーティーに行ったのですが、大音量の音楽に、皆のとてつもなく高いテンションとダンス・・。京都の山奥育ちの私にはついていけないカルチャーに去年はちょっと引いてしまいました・・。
しかし今年は去年とパーティー会場が変わり、去年クリスマスパーティーを行ったダウンタウンのクラシックなパーティーホールで開催されると聞き、それなら雰囲気も少しは変わるかな・・と思ってたのですが、実際はこの通り
・・・充分怪しい雰囲気かつ大音量の音楽でした。クリスマスパーティーの時とはまた別の怪しい会場が地下にあったみたいです。
それならば他の参加者の仮装の写真でも撮ることにしよう、と、できるだけ沢山の人の仮装の写真を撮らせてもらいました。その中でも秀逸だった仮装の写真をドン小西ばりのファッションチェック(10点満点での採点)と併せて紹介していきたいと思います。
まずはゲイっぽい警察官とドンタコスっぽいメキシカンの仮装の二人組。ちょっとテーマに統一感がないので、6点というところ。
お決まりの相撲レスラー風バレリーナ?の衣装。現物には写真では分からない面白さがあったので、7点。
ローマ帝国風のカップル。女性のほうにただならぬ貫禄を感じたので、7点。
同じくローマ帝国風のカップル。男性のほうにただならぬ気品を感じたので、8点。
これもおなじみのドラッグクイーン系衣装の二人。体毛の濃さがいい味出しているので8点。
インド人のクラスメイトのSと髑髏仮面。やはりインド人は目鼻立ちが整ってるな~と再認識させられて9点。
赤ちゃん風衣装の彼。写真に撮り損ねたのだけど、下半身にはオムツを着用。マッチョな体にとてもよく似合ってて面白かったので9点。
クラスメイトのMの赤頭巾衣装と送り狼。コンセプトが良いのと似合ってるのとで9点。
元チームメイトのおきゃん(左の黒人女性)と、率直にモノを言うのが特徴のクリスタル・マクドナルド(中央黒人女性)、そして巨漢のカナダ人クラスメイト、E。
Eの元々の巨体+いかり肩という素材からのギャップを活かしたハイジ風衣装には高度に洗練されたコンセプトデザイン力を感じるので、本日のMVPとして10点を進呈します・・。
番外編;
カップルで仮装したマリオブラザーズと中途半端なバカ殿メイクのブログ筆者・・。こういうメイクをしたのが初めてなので(そりゃそうだ)、思ったよりハジけた感じに仕上がらず、面白い顔というよりはどちらかいうと気持ち悪い顔になってしまい、あまりウケは良くなかったです・・。でも、ここまでメイクすりゃクラスメイトにも自分だって分からないからかえって恥ずかしくなくていいや、と思ってたのですが、何人かのアメリカ人クラスメイトから普通に「やあハイペリオン」と声を掛けられました。二度と学校に行きたくなくなるくらい恥ずかしかったです。自己採点は、4点。
マリオブラザーズに関しては、マリオだけじゃなくルイージもいるという点と、意味不明なトイレ詰まり用吸盤を持ってたのが個人的にツボだったので、9点。
とにかく、こういった類の催し物は、どこまで自分を捨てられるかにかかってると思われます。参加するからには、ある程度自分の自意識は捨てていかないと・・。その点、アメリカ人っていうのは無限に自意識を捨てられる人種であると感じます・・。すごいんだかすごくないんだかよく分かりませんが。
ロンのテイルゲートパーティ [NC的生活]
昨年度、バブコックのチャリティーオークションにて落札したバブコックのIT担当の教授であるロン宅でのテイルゲートパーティ(アメリカ人がアメフトの試合の前に酒飲んでテンション上げる為のパーティ)がようやく先日、半年越しで開催されました。
ロンの家は、大学から車で10分くらいのところにある、ちょっと奥まった森の中にひっそりとたたずむように建っています。
いまでこそベンチつきのテラスやら屋外ジャグジーやらの様々なファシリティが完備された瀟洒な邸宅のように見えるロン宅ですが、7年前に引っ越してきた当時はほとんど廃墟に近いような、荒れた古い家だったとのことです。そこからコツコツと家や庭に手を入れていき、だんだんと自分たちにとって快適な家に仕立て上げてきたとのこと。
「あら、このデッキパラソルって素敵ですね~!どこで買ったんですか?」
「うん? Home Depot(アメリカのどこにでもあるホームセンター)だよ」
など、特に高級なインテリアに固執せず、あくまで肩の力を抜いてカジュアルに作り上げてきた家だけあって、我々訪問者にとってもなぜか心安らぎ、リラックスした気分にさせてくれる雰囲気を持っているような気がします。
教授のご夫人もトロント出身のカナダ人で、ここらの生粋の南部人とは違い、我々日本人に対しても非常にオープンな雰囲気で気さくに話しかけてくれるので、こちらとしてもとても話しやすい雰囲気になれます。
そして肝心の(?)料理の方も、カナダ人家庭だからきっとサーモンやメープルシロップが出てくるに違いない、という私のベタな予想は外れ、ロンの奥様曰く
「カナダは歴史が浅い国だから、これぞカナダ料理っていう感じの料理はそんなになくて、私のはどっちかっていうと色んな国のレシピなんかを色々試してみてる多国籍料理ね」
とのことで、ベタなアメリカンもあれば中東発という豆料理(個人的にはこれが一番美味しかった)、あるいはジャガイモの入ったラビオリのようなもの、等、中々珍しい料理を食することができました。
しかも、お世辞抜きでどれも全部本当に美味しい!中にはロンがBBQグリルで焼いてくれる海老なんてのもあったのですが、「とにかく火の上に乗せればいいんでしょ?」という感じのアメリカ人の焼くグリルと違い、ちゃんとあらかじめオリーブオイルや私が聞いたことのない調味料を使ってマリネしてある海老を使う等、芸の細かいところを見せてくれます。
※既に結構酔っ払って、テンション高くなってる状態で海老を焼いてるロン
周りの家とはけっこう距離が離れているロン宅では大きな犬を三匹も飼っており、彼ら(彼女ら)が存分に走り回ることのできるよう、けっこうな広さの敷地をフェンスで囲んであったりします(お客さんがいないときは家の中に住んでるらしい)
※徳川綱吉並みに愛犬達を溺愛するロン。丸々太った胴体の犬達から察するに、やや過保護気味か?
背の高い木々に囲まれたロンの家には常に柔らかい木漏れ日が降り注ぎ、我々の話し声以外には鳥のさえずりくらいしか聞こえず、空を見上げると木々の間からどこまでも広がるカロライナブルーの青空が広がっています。
ロンが空を見上げて
「今日も最高の天気だな~」
とつぶやくと、同じく本日参加していた我らがBrooke教授が
「そう、この天気、この気候こそがノースカロライナなんだよ」
と言っていたのですが、私も本当にその通りだと思いました。
ノースカロライナにはNYのような刺激に満ちた生活もないし、西海岸のような太陽が降り注ぐビーチもない。ヨーロッパのような歴史ある街並みや東京のような数限りない娯楽に満ちてもいない。
ノースカロライナにあるのは、どこまでも広がる青空。その他にあるのは、遥か彼方、バージニア州やテネシー州まで続く深い森と、生まれてからこのかた、アメリカ国外はおろかノースカロライナ州外へも出たことがないような田舎者のアメリカ人ばかり。
しかしそれこそが、他のどこの州や国にもない、このノースカロライナ州独自の魅力を醸し出しているものだと思います。
東京に住んでいる時には絶対得られない、かといって日本の田舎ともまた違う、ゆっくりとした時間の流れ、心の穏やかさ、自然の優しさ、そういったものがここにはあると思います。
学校で学ぶビジネスマインドやスキルとは別の次元で、人間として、あるいはこれから子を持つ親になろうかという世代として、東京に帰ってからも、このノースカロライナという生活環境を通じて感じたこと、思ったことを忘れてはいけないな~、みたいなことを思った、土曜の昼下がりでした。
移動遊園地が街にやってきた! アトラクション編 [NC的生活]
更新が遅くなってしまいましたが、いよいよ移動遊園地シリーズ最終章、アトラクション編をお送りしたいと思います。
しょせん移動式遊園地とあなどるなかれ、園内には所狭しと各種の絶叫マシン等が設置されており、内容的には日本の中堅クラスの遊園地となんら遜色はないほどです。
そんな中、われわれ夫婦が載ったのは、園内で一番でかくて目立っていたこの観覧車。
ちなみにこの観覧車、ゴンドラに屋根がついてない為、観覧車が回転している間中、めちゃめちゃリアルに風を感じることができます。そしてご丁寧にも全部で4回転もしてくれたせいで、相乗りした小学生くらいの女の子の顔も引きつり気味・・。
観覧車から撮った園内の風景。こうやってみると、本当に普通の遊園地となんら変わりないですよね。
この日はなんと夜の12時まで開園している為、暗くなってもこの人だかり・・いったいこの田舎町のどこからこんなたくさんの人が出てくるのか・・
そんな中、私の目に飛び込んできたのがこの看板↑
いわゆる昔の日本の縁日にもあったという「見世物小屋」というやつで、小屋の中にはきっとたくさんの奇形の生き物が展示されているわけです。小屋の看板には双頭の赤子、謎の猿人等、おどろおどろしい絵が描かれており、オカルトウォッチャーである私としては見逃すことはできません。
しかも看板には入場料1ドルと書いてあります。安いっ!と喜び勇んで受付のおっさんに1ドルを渡そうとしたら、ノーノーと首を横に振り看板の隅の方を指差すおっさん。よくよく見ると、看板の隅のほうに小さな字で「(入場料1ドルは)10歳以下の子供に限る。それ以外は2ドル」と書いてあります・・。これまた縁日にありがちなセコい騙し・・。軽くムカつきながらも2ドルを払って見世物小屋の中に入ります。
見世物小屋の中は非常に狭く、怪奇現象を報じたタブロイド紙(アメリカ版東スポみたいなインチキ?新聞)の切り抜き記事を貼った看板が立てかけてあるだけ・・。あとはこんな感じの↑よくわからない動物のホルマリン漬け・・。双頭の赤ちゃんはどこだろうと探してみると・・
これ!?
っていうかこれ、ホルマリン漬けですらなく、たんなるキューピー人形みたいなのの首を二つ並べただけなんですけど・・。
あとはこの↑電波少年の懸賞生活に出てた「なすび」みたいなのが謎の猿人ということらしい・・(もちろんこれも単なる安っぽいビニール人形)。
あまりのお粗末なコンテンツに深いショックを受けて見世物小屋をあとにする私・・。
そんな中、次に私の目をひいたのがこれ。「World's Smallest Woman=世界で一番小さい女性」という見世物・・。
ご丁寧にも「もし生きてなかったり人間じゃなかったりしたばあい(=いんちきだった場合)には1万ドル(約100万円)お支払いします!」とまで宣言する強気っぷり!
私は残念ながら見ることができなかったのですが、見世物小屋の外から、実際にお金を払った見た人のリアクションを見てると(一枚目の写真にあるように、中央の衝立の中に「世界で一番小さい女性」がいるようです・・)、なぜか皆、衝立の中の現物?を見た瞬間に爆笑していました・・。その時彼らが見たものとはいったい・・?めっさ気になる・・。
そしてそんな見世物の中でも、極めつけがこれ↑
「Angel Snake Girl」、即ち「へび女」!!私の尊敬する楳図かずお先生の名著「へび女」で描かれていたあの恐怖の化け物がここWinston-Salemに!?まさに
と叫ぶしかない興奮状態!!
これは死んでも見逃すわけにはいかない・・
というわけで、お金(看板には50セントと書いてあったけど案の定実際は1ドルだった)を払って、リアル「へび女」をこの目でみてまいりました。
はっきりいって、冗談抜きですごかったです・・。
へび女を実際に目にしたあの瞬間を、私はおそらく一生忘れられないと思います。
例えるなら、「冷静と情熱のあいだ」ならぬ「動揺と呆然のあいだ?」という感じの瞬間でした。
へび女の呪いが恐ろしいので、私があのとき目にしたものをこの場で説明するわけにはいきません。
どうしても気になる人は、来年もまたこの時期にWinston-salemにDixie Classic Fairが来た時、自分の目で確かめるしかないでしょう・・。
というわけで、7ドルの入場料に対して200%の満足が得られたDixie Classic Fairでした。
移動遊園地が街にやってきた! ジャンクフード編 [NC的生活]
- 前日までのあらすじ-
南部の片田舎町Winston-Salemに年に一度来るという移動遊園地に遊びにやって来たハイペリオン夫妻。そこで彼らが見たものは・・!?
というわけで、今回はこういったお祭り的なイベントに付きものの食べ物屋台についての感動を語りたいと思います。
移動遊園地の敷地内にはこんな感じで所狭しとジャンクフードの屋台が軒を連ねています。どこの屋台からも油がジュワァ~っと揚がる音や砂糖の匂い、肉の匂いなどが漂ってきて、否が応にもテンションが高まります。
りんご飴、綿菓子なんかは万国共通のようですね。ちなみに奥様コミュニティの情報で蜂蜜味の綿菓子があると耳にし、敷地中を練り歩いて探したのですが終に発見適わず・・。
Old Fashioned Sodaという樽入りのソーダ。隣で太ったおばさんがすごい不味そうに飲んでるのを見てたら、なんだか飲む気がなくなりました・・。
上;「Elephant Ear」という確実に不味くてカロリー高そうなお菓子
下;「Funnel Cake」という確実に不味くてカロリー高そうなお菓子
揚げたてのポテトチップス。にしてもそんな山盛りにしなくても・・。
おぉ!懐かしのポン菓子機だっ!!しかもJohn Deer製っ!?といささか興奮し、都会育ちの奥さんにポン菓子機(田舎育ちの人は知ってますよね?)について「あれでド~ンっってやるんだよね~」などと得意げに説明していたのですが、どうやらよくみるとポン菓子機ではなくアイスクリームマシンだったことが判明。まあ私も、果たしてアメリカ人の家に米なんか置いてあるのか疑問だったんですが・・。
で、我が家が悩みに悩んで購入した最初の食べ物が「Turkey Leg」という七面鳥の足の丸焼き。
サービス精神溢れるTurkey Legの売店の国籍不明感満載の店員
本邦初公開?これがTurkey Leg($7)だ!
とにかくデカイ、そして、とにかく硬い肉塊。「はじめ人間ギャートルズ」で原始人が食べてる肉のよう。
Turkey Legを二人でシェアして食べて、腹6分目になった我々夫婦が次に買ったのがこれ
掻き揚げのような巨大な塊になったポテトフライ。
見るからに質の悪そうな油・・後で胃にもたれること間違いなし(笑
しかしこのポテトフライ、意外とジャガイモの味がしっかり出てて美味でした。
あと、ここの売店のおばさんが
「あらっ!あなた達日本人?私、日本が大好きなの!今までに4回も日本に行ったことあるのよ!!」
と話しかけてくるので、「へぇ~4回も!じゃあ東京とか行ったことあるの?」と聞くと
「いいえ、私がいったことあるのはナリ~タだけ。マカオに行く途中で」
って、それは単なるトランジットだろっ!バカッ!
・・ということで、お腹もいっぱいになったことだし、いよいよ最終の乗り物編へと続きます・・。
移動遊園地が街にやってきた! ローカル臭全開編 [NC的生活]
先日、NC州の片田舎であるここWinston-Salemに、移動遊園地がやってくる!という風の噂を耳にしました。
移動式遊園地といえば、日本ではあまり馴染みがないものの、アメリカの映画や本なんかでは結構目にすることがあります。まあアメリカならではの風物詩?ということで、とりあえず行くだけ行ってみるか・・といういささか消極的な姿勢で足を運びました。
その感想なのですが・・
死ぬほど楽しかったです。
映画然り、アミューズメントパーク然り、やはりアメリカは娯楽にかけてはダントツ世界No1なんだと痛感しました。
この楽しさをどう言葉で表現したらいいのか分からないので、今回は写真中心にそのすごさの片鱗をご紹介していきたいと思います・・・。
まず最初に、アメリカの田舎ならではのローカル色が全開だったコーナーの紹介から・・
移動遊園地、「Dixie Classic Fair」の入り口ゲート
全身の毛を刈り取られた羊くんがお出迎え。遊園地になぜ羊・・?
メキシコの覆面レスラーのような全身マスク?をかぶせられた羊くん。
おそらく毛を刈られたせいで風邪をひかないようにとの配慮なのでしょうが、クマのプーさんに出てくるイーヨーに通ずる、もの悲しい雰囲気に満ちています・・。
牛舎のようなものもありました。遊園地になぜ牛が・・?
ジャンボかぼちゃの品評会。これって遊園地か?
鶏や鳩の品評会・・。
見事チャンピオンに輝いた、ドムのような足の鶏くん。
なんだかよくわからないけどとにかく高貴なオーラを発していた鳩?
広い敷地でゆったりくつろぐアヒルくん。この頃からだんだん「遊園地になぜアヒルが?」と考える気持ちも萎えてきます。
子羊にエサを挙げることも可能!小さくてかわいい!
実際の馬が子供を乗せてグルグル回る「リアルメリーゴーランド」
「The Magic of Agriculture」って・・・。でも、大人も子供もすっごく楽しそうでした(笑
芝刈り機の展示即売会。イケてる芝刈り機がたくさん!
耕運機コーナーでダベるおじいさん達。どう考えても遊園地の中の風景とは思えない・・。
「ホームスプリンクラー実演」by地元の警察
あ、あそこのステージでダンス踊ってる人たちが!
・・お年の割にはけっこう激しいダンスを踊ってらっしゃいました。
マルチ臭のする鍋即売会の会場みたいなのも・・「奥さん、ここだけの話、とっておきの儲け話があるんですよ・・」
「バス運転者募集 時給12ドルより」と書いたポスターが・・・
それでは最後は戦車で締めたいと思います。「1、2、3、ドーン!」
というわけで、このシリーズ、あと二回続けることにします・・。
ある晴れたソフトボール日和 [NC的生活]
先日開催された、MBAとJD(ロースクール)併せてのソフトボール大会に参加してきました。
去年も本大会の存在は知っていたのですが、ちょうどこの頃から成績が低空飛行を始めた時だった為、とてもそんな余裕はなく参加を見送ってきました。そしてようやく少し余裕が出てきた今年、大会参加要綱にあった「GrillやBeerも振舞われるよ」という文言に強烈にインスパイアされ、即座にエントリーを決めました。
我々のチームは参加した12チームの中で、唯一のアジア人主体のチーム。チーム名は昨今NY等で話題を集めたと言う日本人ラップ集団の「Teriyaki-boys」にあやかり「Hibachi-Chickens」にしようと考えてたのですが、悩んでいるうちに時間切れになり、大会当局から強制的に「Team Asia」という面白くもなんともないチーム名を拝命することに・・。
メンバーはMBA二年生の日本人4名+LLM(海外学生用ロースクール)所属のFさんで5名の日本人、そしてMBA二年生で小学校のときにソフトボールをやっていたと豪語する台湾人女性Aを即戦力としてスカウト、そしてESLで一緒だったLLMの台湾人KとEもスカウト。1チームに最低3人は女性がいないとダメと言うことで、彼ら台湾人コネクションを通じてLLMの中国人女性2人をスカウトすることに成功しました。
で、大会前日に練習を行ったのですが、日本人のうち4名はなんらかの形で野球経験者ということもあり、自分も含め、レベル的には充分アメリカ人のチームとも互角以上に戦える水準であることが判明。しかし、自信ありげにソフトボール経験者だと豪語していた台湾人女性Aが実はバットの持ち方も知らない超初心者だったことが判明。本来なら虚偽申告でその時点で強制退団させるところですが、人数が足りないためとりあえず保護観察下で経過観察を行うことに・・。
そして大会当日。台湾人コネクションを通じてスカウトした中国人女性2人と初顔合わせ・・なのですが、女性2人の助っ人をお願いしていたはずが、なぜかその数が女性3人と男性1人に増殖しています。っていうかBuy one get one free(1個買うともう1個無料でおまけ、というアメリカ独特の小売スタイル)じゃないんだから、そんなにたくさん要らないっつーの・・。
しかもそれが即戦力の経験者とかならまだいいのですが、当然経験なんてないわけで、そのうえルールも知らないときてるので、試合開始15分前に彼らに必死こいて野球のルールを説明する破目に・・。
それでもまだ女性3人はチームの雰囲気が華やぐので良いのですが、呼びもしないのについてきた男性というのが、今年LLMに入学してきた異色の中国人、Muu(ムー)。彼とは直接の面識はなかったのですが、図書館等でその異様なオーラは時折目にしていました。160センチにも満たないような身長に、もやしのような貧弱な体格、そしてドン小西でも判定不可能な奇抜なファッションに身を包み、なぜか常にウェストポーチを腰に装着しています。そして極めつけはその名前・・ってか「ムー」って・・・。いまにも暗闇で目を赤く光らせそうで恐い・・そのウェストポーチには古代に海底に沈んだ大陸のテクノロジーでも眠っているのか???
↑打席に立つ怪人・ムー。ボールを打つ瞬間、目が赤く光って見えたのは気のせい??
ということで試合は始まったのですが、予想通り?彼ら初心者を押し込んどいた守備位置にばかり相手チームの打球が飛んでいき、一回の裏が終了した時点でWBCの奇跡を再現する夢は塵と消えました・・。
特にひどかったのはやはりムーで、なんとかバットにボールを当てたはいいものの、ルールを知らないので1塁に走ろうとしない・・見かねたNさんが「Run!!(走れ!!)」と叫ぶと、なぜか相手側の1塁ベンチの方角に全力疾走していきました(笑)。Nさんが追いかけて止めてましたが、Nさんに止められなかったら彼は最終的にいったいどこにたどり着いていたのでしょうか(笑)。
しかし、先にも言ったように日本人の皆さんのレベルはけっこう高く、猛打賞のFさんとゴールデングローブ賞のNさんの活躍には頭が下がるばかり。私自身も一本良いヒットが打てたので、戦果としてはそこそこ満足でした。
試合はトーナメント形式だったのですが、初戦敗退の我々にも敗者復活トーナメントでもう一試合ゲームを行うチャンスがあり(当然そこでも負けましたが・・)、それらの試合の合間にビールを飲んでいい気持ちになったり、BBQを食べすぎて気持ち悪くなったりと、とても楽しい時間を過ごすことができました(BBQが本当のグリルBBQではなく、テイクアウトの南部BBQを自分でバンズに挟むだけ・・というちょっとショボいものだったことが少し不満でしたが)。
天気も良かったし、天然芝の上でソフトボールをするというのも初めてだったので、総じて満足度の高いイベントでした!問題があるとすれば・・・試合の翌日である今現在、家から一歩もでられないくらいの全身筋肉痛に苦しんでることくらいでしょうか(笑)。
果てしなき旅路の果てに-そしてまだ見ぬすっとこどっこい編- [NC的生活]
西海岸、カナダを中心に回った今回の旅では、まさに神の御業としか思えないような大自然が織り成す自然現象や人間の英知が生んだ文化遺産等、自分の矮小な人生観を変えてしまうほどの感動的な光景をたくさん目にすることができました。
そんな中、死ぬほどどうでもいいことでありながらも何故か記憶に残ってしまう光景・・時として、何千年もの年月をかけて風雪が築き上げた氷河や大渓谷のインパクトさえも凌駕してしまう光景があります。そう、北米大陸にはびこる、すっとこどっこい達の織り成す光景です。
今回、カナダはバンフ国立公園の氷河から流れ出る、幻想的なミルク色の小川のほとりで見かけた光景がこれ
海パン+帽子という、かなりバカ指数の高い装いで川の浅瀬に座り込んでいます。よく見てみると・・
読書をしているんだな、これが・・。
本人のコンセプトとしては
①自然を満喫+②リラックスした読書の時間
を実現しているつもりなのかもしれませんが、傍から見ると
①明らかに周囲の自然に溶け込んでいない+②姿勢が不自然すぎてどう考えても読書に集中できなさそう
な感じが痛いほど伝わってきて、別の意味でかなりイタいです。
カナダ国内での光景でしたが、この強引さとバカっぽさ加減からして、恐らくアメリカからの旅行者だと思います。
経験的な見地から述べると、アメリカ人は海や川、プールなどがたまらなく好きなようで、光に群がる蛾の如く、水を見つけてはおもむろにデッキチェアやボート(時には勉強道具)などを持ち出し、それらの水辺に無意味にたむろする習性があるようです。
みなさんも、水辺に近づくアメリカ人を見つけた時は注意して観察してみてください。
果てしなき旅路の果てに-総括編- [NC的生活]
ご無沙汰しております、あなたのハイペリオンです。
先日まで26泊27日のドライブ旅行に出ており、ようやく帰宅してホッとしたのもつかの間、明日からまた二年次の授業が始まる予定です。
今回もレンタカーを借り、南はラスベガスから北はカナダのジャスパーまでドライブしてきましたが、走りに走った総走行距離は6565マイル(10540km)!!地球を約1/4周分走った計算になります。
これまでのドライブ旅行でも主にアメリカの国立公園を回ることが多かったのですが、今回は
イエローストーン国立公園
ヨセミテ国立公園
グランドティトン国立公園
グレイシャー国立公園
グランドキャニオン国立公園(再訪)
アルカトラズ国立公園
クレーターレイク国立公園
セコイア国立公園
キングスキャニオン国立公園
番外
バンフ国立公園(カナダ)
ジャスパー国立公園(カナダ)
ヨーホー国立公園(カナダ)
と、実に9箇所(カナダも入れると12箇所)の国立公園を満喫して来ました。
今までのドライブ旅行においても、
スモーキーマウンテン国立公園
ザイオン国立公園
ブライスキャニオン国立公園
マンモスケイブ国立公園
カールスバッド国立公園
サワロ国立公園
の6箇所を訪問しており、通算で15箇所の国立公園を制覇したことになります。
時間がある時に逐次、これらのレビューもしていくことができればと考えています。