NC vs Texas vs Greece BBQ 対決 [NC的生活]
帰国まであと一ヶ月を切ってしまいましたが、今セメスターはグループワークと慣れないファイナンス系科目に苦しめられている+空いた時間は帰国準備に費やしている為、かなり繁忙感を感じる毎日です。
そんな中、久々にNCらしいいい天気が覗いた今日は、バブコックの教授陣が主催するBBQパーティに顔を出してきました。
Winston-Salemに舞い降りた天使(というか政治家) [NC的生活]
そんな折、昨日、授業を終えて自習室で明日のチームミーティングの課題を勉強しようとしていたところに奥さんからの打電。
「さっきESL(英語学校)の先生に聞いたんだけど、今日、Winston-Salemにヒラリー・クリントンが演説に来るらしいよ」
なにっ!?本気と書いてマジ??今、世界で最もホットな女性と言われるヒラリー・クリントンがこのWinston-Salemに???
「ESLの校舎の近くでチケットを配布してるらしいの。正確な住所はよく分からないんだけど・・」
それから15分後。明日のミーティングの課題もほっぽりだして速攻でヒラリーの演説スケジュールを確認し、演説会場となるESLの体育館の前の行列に並んでいる自分がいました。「24」のジャックに勝るとも劣らないフットワークの軽さ(後先考えない行動力)です。
しかし演説会場になるというこのESL、超大国アメリカの大統領を決める選挙演説にはあまりふさわしいとは思えない、あまりにもショボい建物・・。
(ちなみに今回、一眼レフは持参しなかったので、写真はしょぼいです・・)
そして行列に並んでいる最大勢力は、ヒラリーファンのおばちゃん達。やはり初の女性大統領候補だけあって、女性層には絶大な支持があるようです。
にしても・・
「いくわよ・・せーの!『ヒ・ラ・リー!ヒ・ラ・リー!』」
等、行列に並びながらヒラリーコールを斉唱するヒラリー親衛隊のおばちゃん達。また、売り子が売りに来るバッジ、シャツ等の「ヒラリー・オリジナルグッズ」の数々・・。ここはモーニング娘のコンサート会場か!と思うほどのミーハー感溢れる雰囲気です。
そしていよいよ演説開始時間が迫り、セキュリティチェックを経た後に会場入り。しかし、この会場となる体育館のしょぼさ・・私の卒業した小学校の体育館のほうがまだ広かったんですけど・・。本当にこんなショボいところにヒラリーは来るのでしょうか?
しかし、待つこと3時間!(予想通り遅刻したらしい)、会場からの割れんばかりのヒラリーコールと共に、ヒラリー登場!
すげー!本物のヒラリーだ!!
選挙権なんか無いのに、一気にヒラリーへの親愛度が増す至極ミーハーな自分。気がつけば配布されたヒラリー応援プラカード(↓下記写真参照)を振りかざし、ヒラリーコールに100%シンクロしている自分がいました・・。
肝心なヒラリーの演説ですが、さすが政治家だけあり、身振り手振りや会場の合いの手を求めながらのスピーチは既に名人芸の領域。更に、笑いあり涙ありのエピソードを交え、会場との一体感を徐々に高めていきます。
そしてまた、会場のオーディエンスのレスポンスがいい!ヒラリーが「NCの雇用を改革しちゃうわよ!」なんていう調子のいいプロパガンダをかました時には、「イェ~イ!」という会場から割れんばかりの拍手。
あるいは、健康保険資格が無くて亡くなった妊婦の話で「そして彼女は不幸にも亡くなったわ・・」なんて伏目がちに語ろうものなら、会場から一斉に「Oh・・・」という悲しげな嘆息。選挙演説を聴きにきたというよりは、よくできた勧善懲悪の大衆娯楽(浪花節みたいなやつ)を楽しみにきた感じです。
肝心の政策論点については、国民皆保険の実現(アメリカの健康保険は民間セクターに担われており、その過大な費用負担が深刻な社会問題になっています)、雇用改革、環境問題、教育問題と、どっちかいうとポピュリズム的な内容が殆ど。イラク戦争や外交政策なんかの堅苦しい話は今日は無しよ!という感じでした。
演説の締めくくりは
「この選挙は、あなた達が大統領を「雇う(hireする)」選挙なの。決してあなた達を支配する独裁者が選ばれる選挙じゃないわ。あなた達の生活を良くするために、あなた達が誰を大統領に雇うか、という選挙なの。」
するとすかさず観客席から
「You!ヒラリー・クリントン!(アンタしかいないよ、ヒラリー・クリントン!)」
という合いの手が(仕込みか?)。そして会場全体から「ヒ・ラ・リー!ヒ・ラ・リー!」という割れんばかりのヒラリーコール。
いや~、これはもう完全にある種のエンターテイメントショーでしょ・・(かくいう私も勿論コールに参加しましたが・・)。」
そんなこんあで演説終了が終了したのですが、なんとヒラリーは居残って会場のみんなにサインをしてくれる模様!
当然、私も辛抱強く順番が来るのを待ちましたよ・・。すると・・
キター!ヒラリーが近づいてきました!!
その距離、わずか1メートル。
私が差し出したプラカードを直接受け取り、サインをしてくれました!
ありがとう、ヒラリー!我々は、あなたからもらったこの感動を決して忘れない・・(帰宅時にはその感動は既に70%くらい冷めてましたが・・)。
ヒラリーにもらったサインと、会場で買ったヒラリー応援バッジ(5ドル・・ボッタクリですね)。
ちなみに我々は全く知らなかったのですが、昨日には隣町でオバマ氏の選挙演説が行われていたようです。くそっ、どうせならそっちに行きたかったよ・・(←どんだけミーハーなんだよ!)
徐庶の奇妙な冒険 [NC的生活]
旅の目的地はメキシコ。卒業旅行でチュニジアに行ったとき以来の第三世界への旅です。
といっても、実際に我々が行くのは、カンクンという、メキシコの中でもアメリカの資本主義に身も心もすっかり売り渡してて、チェ・ゲバラが生きてたら怒ってバズーカ砲ぶち込みそうな巨大観光地なんですが・・。
そんな今回のメキシコへの旅での一番の楽しみは、マヤ文明の残したピラミッドを訪れることです。
「ジョジョの奇妙な冒険」の冒頭で石仮面かぶったおっさんが生贄を襲ったり(あれはマヤじゃなくてアステカだったかもしれませんが)、メル・ギブソン先生の大傑作「アポカリプト」にて王族がまたも生贄を襲っていたりしてた(この映画もマヤとアステカを混同してるみたいです)あのとんがったピラミッドをこの目で見られるかと思うと、今からゾクゾクしてきます。
というわけで、一週間ほどアメリカを離れ、南米大陸に新たな人生の航路を求めに行ってきます。
帰ってくる頃には、タコスの食いすぎでドンタコス?みたいな体型に戻ってると思います・・。
今日の一枚は、先日我が家に遊びに来てくれたビクトリアちゃんの写真。他人様のお子さんなので正面の写真は載せられないですが、めちゃめちゃかわいかったです。1分間に3回泣いて4回笑うといっても過言ではないくらい表情が豊かなんですよね~。このかわいさを敢えてうちのアパートの下の階に住んでるやや酒癖の悪いおっちゃん風に表すなら
「Goddamn Cute !!!!!!」
って感じでしょうか(思わず汚い言葉を使ってしまうくらいかわいい、ということですよ)。
それでは皆様も良い週末をお過ごしください(ってまだ火曜日ですが・・)。
ダイエット白書 2008年2月度版 [NC的生活]
先ほどから今年度二度目の雪が降り始めました。やはり雪景色を見るとアダモの「雪はぁ降るぅ~、あなたはぁ来ないィ~」の歌が頭の中でリフレインしてしまいます。
で、本日で本格的なダイエットを開始してからちょうど一ヶ月が経過しました。そして今月一ヶ月の成果として・・
私の心の中の食欲 [NC的生活]
ダイエットを始めてから3週間が経ちましたが、現時点で開始時の体重から6キロ減、という結果を出すことができました。
もともと人様より余分な肉がたくさんついているので標準体重の人のダイエットよりは全然体重は落ちやすいということもあるのですが、自分にしては快挙と言える成果です。
しかし、そこからがなかなか減らない!
ここ一週間近く、±1キロ前後をうろうろしている感じです。
基本的に、食生活においては炭水化物を極力取らず、それ以外はプロレタリア風味の脂肪燃焼スープ、もしくは納豆や豆腐等のヘルシーフードを取るようにしています。
奥さんがESL(現地の語学学校)の友達の為に焼いたケーキも、普段であれば「焼きたてが一番美味しいから」とかいいながら略奪しまくるところを、最近は1/2個食べたところで自己規制しています(それでも食べとるんかい!)。
運動も、ほぼ毎日アパートのジムか大学のプールに行くようにして筋肉をつける→基礎代謝を上げる戦略を実施しています。
が、体重は減らない・・。成人男子の一日の平均消費カロリーと運動で消費したカロリーを足すと明らかに一日の食事で摂取するカロリーを大きく上回っているはずなのですが、何故か体重は減りません。何故だ!?私の体内に無公害+超低燃費の夢のエネルギー生成機能でも備わっているのでしょうか?
その一方で、たまに食べる炭水化物に対しては、驚くほど敏感な反応を示します。ちょっと自分への御褒美?にパスタを半人前(50グラムくらい?)食べただけで、あとで体重を量ると500グラムくらい増えています。なんでじゃあ~っ!これボッタクリだろ!!
体重を量るときは毎回だいたい3~4回体重計に乗ってみて平均値をとっていますので(さすがオペレーション専攻!)、恐らく体重計の問題ではないと思うのですが、まさに命を削るようにしてダイエットに臨んでいる私にとってはあまりに不条理な超常現象です。
とにかく、今のようなストイックな生活を続けるのは私にとってもかなりの負担で、私の心の奥に潜む「食欲という名の悪魔」がいつ再び眼を覚ますのか、まったくもって予断を許さない状況です。どうかこの凪が続いている間に、なんとか体重を安全圏(そんなのあるのか知らないけど)まで持っていけたらなぁ~と思う次第です。
お前が舵を取れ! [NC的生活]
雪は降る~ あなたは来ない~ (この歌、冬になるとKBS京都のアダモのコンサートのCMでよく流れてました・・)ということで、今朝は朝から雪が降ったので学校はお休み。さらに来週月曜はMartin Luther King Dayで休日となり、期せずして5連休の恩恵に預かることになりました。この程度 ↓ の雪で学校休みになるくらいだから、ここ南部の雪への免疫の無さは相当なもんですね・・。
で、そんな雪の中、今日は私が唯一相互リンクを張らせていただいている、Wake Forest LLMの卒業生でいらっしゃるDeaconさんがNCへの海外出張のついでにWake Forestを訪問されるということで、LLMとMBAのみんなで集まって歓迎会を開かせていただきました。場所はダウンタウンのFoothills。Wake Forestの学生御用達の地ビールのお店です。
今回は今年の秋からWakeのLLMへの既に進学を決められているKさんも同じタイミングでキャンパスビジットされているとのことで(この季節にもう進学先を決められているというのは、相当優秀な方なんですね~)、同じく同席いただき、あとは我々現役生と奥様方含め、総勢14名という大所帯でのご歓待となりました。
DeaconさんはWakeのLLMの日本人一期生ということで、日本でのLLMのAlumni活動(=同窓会活動)を一手に引き受けていらっしゃるとのこと。素晴らしい・・素晴らしいWFU愛であります・・。
正直、現在のBabcockの日本でのAlumni活動はそこまで活発なものとは言えないことに私自身も少し不満を感じているので、ここはBabcock Japan Alumni中興の祖となって、我々(?)が中核となって何かBabcock,ひいてはWFUの為に何かできないか?いや、何かやろうではないか!というようなことを、地ビールの酔いに任せてぼんやり無責任に思ったりしてみました・・。
Wake Forestはアメリカでも辺鄙なところ(日本人があまり用の無いところ)にある大学なので、恐らく卒業後にこのキャンパスを再訪できるチャンスに恵まれる日本人は殆どいないのではないかと思います。そのような状況下で今回Deaconさんが当校への再訪が叶ったのは、やはり運が良かっただけでなく、Wake Forestへの愛校心を絶え間なく燃やし続け、再びこの地を踏むことを願い続けたその執念?の賜物ではないかと思うのであります。まさに、Alumnusの鏡!ですね(Deaconさん、勝手な解釈してすいません・・)。
そんなことを思いながら、今宵もダウンタウンの夜が更けていったのでした・・(何だこの終わり方?)。
酔生夢死 in Sugar Mountain [NC的生活]
冬休みだというのに気力もお金も尽き果ててボ~ッとしていた私に、同級生のKさんご夫婦からNC州にあるスキー場、Sugar Mountainに行くので一緒にどうですか?というとてもありがたいお誘いをいただき、ホイホイとついて行かせていただきました。
Sugar MountainはWinston-Salemから車で二時間程のところにある、けっこう小規模なスキー場です。
ここWinston-Salemは今年度はまだ雪が降ったことが無いのですが、果たしてここから車でわずか二時間のところにスキー場なんかあるのだろうか?と疑問に思いながら車に揺られているうちに、久しく眠っていた感覚を呼び覚ますような銀世界に到着しました!
気温のほうは充分寒く、ゲレンデの温度計表示はマイナス8度!しかし天気のほうは一昨日までの雨模様とはうって変わって、本日は雲ひとつ無いカロライナブルー!素晴らしいスキー日和です。
日本と違って気温が冷え込むせいか、木々の枝は樹氷化しており、それが日光に反射してゲレンデには非常にフォトジェニックな風景が広がっています。
私は今回はスキーをするのは4年ぶりというブランクを鑑み、操舵の楽なカービングスキーにチャレンジしてみましたが・・・やっぱりスキーは素晴らしい!
この風を切る疾走感、胸に染み渡る澄み切った空気・・・そしてこの気高いまでに白く美しい雪!つられて私の頭も真っ白になり、心の中の渡徹也が悦びの酒・松竹梅の鏡割りの準備を始めだします。
ですが、その反面、ゲレンデの雪質はお世辞にも良いとは言えず・・殆ど人口雪なのでゲレンデは基本的にシャーベット状、そしてところどころに、まるで氷の上を滑ってるかのようなガリガリ斜面が存在しています。リフトに同乗したアメリカ人も「このゲレンデは景色は最高だけど雪質は最低だな」と言ってました。
コースに関しても、ところどころ非常に狭くなっているところがあったり、リフト乗り場の直前に異常な急傾斜があったりして非常に危険です。
そして極め付けが、コース中の至る所でフル稼働しているこの人口降雪機・・・
日本だと人口降雪機って夜の無人のゲレンデでしか稼動していないイメージがありますが、ここアメリカでは日中でもフル稼働。そしてその降らし方も、放射口を上空に向けて上から降らせる、というものではなく、放射口をゲレンデに向けて人口雪を水平放射し、スキーヤーの顔面に嵐のように打ちつけてきます。降雪機が集中しているところでは、そこを通過するだけでサングラス&まつ毛が完全凍結し(ソフトコンタクトレンズも凍りかけた)、視界ゼロになるはコブも見えなくなるはで危なくてしょうがないです。
このような悪条件が重なっているせいか、リフト5機という小規模なスキー場にも関わらず、滞在中のわずか半日の間にタンカで運ばれる人、ゲレンデで転んでうめき声をあげてる人(ピクリとも動かなくなっている人も・・)なんかをけっこう見かけました・・。
そして昼近くになると動きの遅いアメリカ人達も徐々にやって来て、ゲレンデはまさに芋を洗うような状態に・・・。リフトも20~30分待ちとなってきます。
ということでまあ、ゲレンデのコンディションはあまり良くなかったにせよ、それを差し引いてありあまる天気の良さと久々の滑走を楽しめたこともあって、大満足の一日でした。誘っていただいたKさんご夫婦には本当に感謝であります!
同じくKさんの車に便乗したkjtime氏。私と同様、雪に酔っています(笑)