酔生夢死 in Sugar Mountain [NC的生活]
冬休みだというのに気力もお金も尽き果ててボ~ッとしていた私に、同級生のKさんご夫婦からNC州にあるスキー場、Sugar Mountainに行くので一緒にどうですか?というとてもありがたいお誘いをいただき、ホイホイとついて行かせていただきました。
Sugar MountainはWinston-Salemから車で二時間程のところにある、けっこう小規模なスキー場です。
ここWinston-Salemは今年度はまだ雪が降ったことが無いのですが、果たしてここから車でわずか二時間のところにスキー場なんかあるのだろうか?と疑問に思いながら車に揺られているうちに、久しく眠っていた感覚を呼び覚ますような銀世界に到着しました!
気温のほうは充分寒く、ゲレンデの温度計表示はマイナス8度!しかし天気のほうは一昨日までの雨模様とはうって変わって、本日は雲ひとつ無いカロライナブルー!素晴らしいスキー日和です。
日本と違って気温が冷え込むせいか、木々の枝は樹氷化しており、それが日光に反射してゲレンデには非常にフォトジェニックな風景が広がっています。
私は今回はスキーをするのは4年ぶりというブランクを鑑み、操舵の楽なカービングスキーにチャレンジしてみましたが・・・やっぱりスキーは素晴らしい!
この風を切る疾走感、胸に染み渡る澄み切った空気・・・そしてこの気高いまでに白く美しい雪!つられて私の頭も真っ白になり、心の中の渡徹也が悦びの酒・松竹梅の鏡割りの準備を始めだします。
ですが、その反面、ゲレンデの雪質はお世辞にも良いとは言えず・・殆ど人口雪なのでゲレンデは基本的にシャーベット状、そしてところどころに、まるで氷の上を滑ってるかのようなガリガリ斜面が存在しています。リフトに同乗したアメリカ人も「このゲレンデは景色は最高だけど雪質は最低だな」と言ってました。
コースに関しても、ところどころ非常に狭くなっているところがあったり、リフト乗り場の直前に異常な急傾斜があったりして非常に危険です。
そして極め付けが、コース中の至る所でフル稼働しているこの人口降雪機・・・
日本だと人口降雪機って夜の無人のゲレンデでしか稼動していないイメージがありますが、ここアメリカでは日中でもフル稼働。そしてその降らし方も、放射口を上空に向けて上から降らせる、というものではなく、放射口をゲレンデに向けて人口雪を水平放射し、スキーヤーの顔面に嵐のように打ちつけてきます。降雪機が集中しているところでは、そこを通過するだけでサングラス&まつ毛が完全凍結し(ソフトコンタクトレンズも凍りかけた)、視界ゼロになるはコブも見えなくなるはで危なくてしょうがないです。
このような悪条件が重なっているせいか、リフト5機という小規模なスキー場にも関わらず、滞在中のわずか半日の間にタンカで運ばれる人、ゲレンデで転んでうめき声をあげてる人(ピクリとも動かなくなっている人も・・)なんかをけっこう見かけました・・。
そして昼近くになると動きの遅いアメリカ人達も徐々にやって来て、ゲレンデはまさに芋を洗うような状態に・・・。リフトも20~30分待ちとなってきます。
ということでまあ、ゲレンデのコンディションはあまり良くなかったにせよ、それを差し引いてありあまる天気の良さと久々の滑走を楽しめたこともあって、大満足の一日でした。誘っていただいたKさんご夫婦には本当に感謝であります!
同じくKさんの車に便乗したkjtime氏。私と同様、雪に酔っています(笑)
ご無沙汰しております。
私もこのスキー場に行きました。実に、生涯初めてスキーをした記念すべきスキー場でもあり、一緒に行ったモンゴルの留学生共々、終業時間になっても下山できず、救助隊のソリで運ばれた良い(?)思い出のスキー場でもあります。
いやー、懐かしく思い出しました。
お耳に入っているかもしれませんが、来週WFUを再訪させていただきます。
チャンスがあれば、ご挨拶させていただきたいと思っています!
by Deacon (2008-01-09 00:57)
お久しぶりです、Deaconさん
>終業時間になっても下山できず、救助隊のソリで運ばれた
またすごいことされてますね!ほぼ遭難じゃないですか(笑
モンゴル人とか、イメージ的に雪に強そうですけどね~。
でも確かに、あそこは生涯初スキーの人にはちょっと危険すぎるゲレンデな気がしますね。お怪我がなくて何よりでした!
来週のWFU凱旋でお会いできるのを楽しみにしてます!駅に「Deaconさんお帰りなさい!」の垂れ幕を用意して待ってますよ~!(あ、駅が無いんだったな・・)
by ハイペリオン (2008-01-09 21:49)