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Mini3学習計画 [MBA]

MBA最後の長期休みを終え(厳密にはまだ春休みが残ってますが)、いよいよ第3コーナーであるMini3を明日から迎えます。

Mini1&2の成績が思ったよりも悪くなく、GPAに少ぉ~しだけ貯金ができたこともあり、このセメスターからはちょっと攻めの姿勢で履修を考えて行きたいと思っています。

現時点で履修しようと思っている科目は以下の通り

■ E-ops & Supply Chain Management

我らがブルック教授の指導するサプライチェーンの授業です。ブルック教授の授業はグレーディングがケースライトアップ主体なのですが(毎回の授業で扱うケーススタディの中から好きなものを選び、分析してレポートを提出する。原則的に何度でもチャレンジでき、最もスコアの良い2つのレポートがグレードに反映される)、やっぱり個人的には試験とかよりもこのようなレポート提出形式のほうがアウトプットの仕方としてより実務に近いものがあるのではないかと思うし、何より性に合っています。また、前半のケースディスカッション主体の授業の後にはサプライチェーンのシミュレーションゲームを行い、その順位も成績に反映されるとのことなので、これもまたちょっと興味をそそられます。

この分野の参考書としては、前にも紹介した

サプライ・チェインの設計と管理―コンセプト・戦略・事例

サプライ・チェインの設計と管理―コンセプト・戦略・事例

  • 作者: 久保 幹雄, D. スミチ・レビ, E. スミチ・レビ, P. カミンスキ
  • 出版社/メーカー: 朝倉書店
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本


をインプットのベースとしてケース分析に取り組んで行きたいと考えています。

■ Win-Win Solutions in Health Care

Mini1で履修した Health Care Industryの続編的クラスです。前回のクラスはどちらかというとアメリカのヘルスケア産業というよりはヘルスケア行政にフォーカスしたものであり、アメリカの医療行政における問題点ばかりを眼にしてちょっと気が滅入る感じだったのですが、今回の授業は世界最先端といわれるアメリカのヘルスケアビジネスの成功例等にフォーカスするものであり、Wake Forest Universityの付属病院や地元のバイオテクノロジーベンチャー等を訪問したりすることによって実例を交えながら授業を進めていくとのことで、卒業後はヘルスケアビジネス関連の部門に進みたいと考えている自分にとっては非常に重要な授業だと思っています。

■ Cost Analysis

2nd Yearの大まかな授業の組み立てとして、Mini1&2ではSix Sigmaやマーケティングリサーチのクラスをベースにして定量的分析の考え方を重点的に学ぶこと、そしてMini3&4では会計系やファイナンス系の授業をベースにして、ファイナンス・ガイのレベルまではいかないにせよ、ビジネスマン、あるいはMBAホルダーとして最低限知っておかなければならないコーポレートファイナンスの知識を重点的に学ぶことを目標としています。

本授業もその一環として履修する予定のクラスであり、1st Yearで履修した(そして試験で大撃沈した)Managerial Accountingの知識をもう一度、より丹念に学びなおしたいと考えています。これも日本語の参考書として

決定版 ほんとうにわかる管理会計&戦略会計

決定版 ほんとうにわかる管理会計&戦略会計

  • 作者: 高田 直芳
  • 出版社/メーカー: PHPエディターズグループ
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本


を同志kjtime氏よりお借りしたので、これをベースに気合を入れて取り組んでいきたいと考えています。

■ Pricing

Babcockを代表する南部ナマリストといわれるリック・ハリス大先生の授業。このプライシングというのはファイナンスでもなくアカウンティングでもなく、マーケティングのクラスなんですが、まだいまいちどのようなことを勉強するのか分かっておりません。ただ、シラバスを見るとQuantをベースにした中々興味深いトピックが並んでいるので取ってみるつもりです。ただ、最も恐れているのが大学生の時に履修したミクロ経済学の価格理論のような内容が中心になるんじゃないかということ・・。限界~曲線とか偏微分とかがやたら出てきてめっぽう難しかった記憶があります・・。いや、それ以前にリック・ハリス大先生の超絶南部訛りをどこまでリスニングできるかが一番の難関な気がしますが・・。

インプット素材としては

プライシング戦略-利益最大化のための指針

プライシング戦略-利益最大化のための指針

  • 作者: トーマス・T・ネイゲル, リード・K・ホールデン
  • 出版社/メーカー: ピアソン・エデュケーション
  • 発売日: 2004/03/25
  • メディア: 単行本


を購入済み。これを見る限りでは、あまりミクロ経済っぽい内容は扱ってないんですが・・。

■ Project Management

オペレーション専攻の必修科目。これも未だによく授業内容が分かってないんですが、とにかくまあ、如何にプロジェクトをドライブさせていくか、ということを学ぶんでしょう・・。プロジェクト・マネジメントといえばあのオペレーションの教科書的小説「ザ・ゴール」の作者の書いた「クリティカル・チェーン」

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

  • 作者: エリヤフ ゴールドラット, 三本木 亮
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


を読んでたけど、つまらなくて途中で読むのを辞めた経験があります・・。感覚的にはプロジェクト・マネジメントってどちらかというとゼネラル・マネジメントや組織行動学みたいな柔らかい感じのクラスかと思ってたんですが、どうもそうではなくて、どちらかというと定量的分析を多用するクラスっぽいです。シラバスにもクリスタル・ボールというソフトウェアやエクセルを使って授業を進めると書いてあります。まあ個人的には、毒にも薬にもならないような定性的なことについてディスカッションするよりかは定量的な観点からズバッと分析するほうが好みなので、これは思ってたよりも面白そうな授業になるかもしれないと期待しています。

おまけ;非帰国子女のMBAにおける学習スタイル

と、ここまで読んでいただいた方の中には「こいつ日本語の教科書使いすぎじゃない?」と思われた方もいるかもしれませんが、私が紆余曲折した結果として、非帰国子女で私レベルの英語運用力(Toefl CBTでギリギリ250点)の人間が海外MBAで学ぶ場合、

①日本語の教科書等でインプットした知識を②レポートや試験、クラスにおいて英語でアウトプットする、

という形が最も効率よく学ぶことができるスタイルじゃないかと思うに至りました。もちろん、英語力をネイティブ並みに高めたい(あるいは卒業後は海外で職を得たい)と思っている方は無理してでも全て英語で読んだほうがいいのかもしれませんが、そうでない人にとっては、毎日の予習で英語の教科書を読むのに何時間も忙殺されるのでは、MBAの勉強をしに来たのか英語の勉強をしにきたのか分からなくなってしまうので。

つまり、我々は杉田玄白じゃないんだから、我々の誰もが『ターヘル・アナトミア』を訳すのに4年かける必要はない、ということです。最初から日本語で翻訳されてるコンセプトは日本語でインプットしたほうがずっと早いし、理解も深いと思うのです(海外MBAにいる以上、アウトプットが英語になるのはいたしかたないけれど)。

じゃあ最初から国内のMBAに行けよ、という声もあるかもしれませんが、MBAというのは純粋なお勉強の場だけではないわけで、人生経験を深めたり、文化的多様性の中で自分の価値観や考え方をブラッシュアップしたり、という副次的効果も大きな要素なわけですから、そういう状況下においてこのような和洋折衷?的なスタイルは決してMBAの本義を損なうものではないと思うのです。大事なのは、卒業後に学んだことのアウトプットを如何に最大化するかということだと思うので。

というわけで、明日からまた気を引き締めなおし、頑張って学んで行きたいと思います!


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