ノースカロライナ美食巡礼紀行 [アメリカ食生活]
今回よりブログを新装開店しました。
「前のデザインの方が良かったのに」
と思われるかもしれませんが(というか私自身ちょっとそう思ってるのですが・・)、前のデザインでは横400ピクセル以上の写真が載せられないんですよね・・。
で、今回の新装開店の最大の目玉は、大きいサイズの写真が載せられるようになったことです。今までのテキスト主体のブログから、今後はスタイリッシュなビジュアル系(?)ブログへ路線方向していこうと画策しています。最終目的は、MBAブログというジャンルの中で、内容はさておき、写真だけは一番キレイ!と言われるようになることです(笑)
というわけで、今回はそんなビジュアル化路線の第一弾として、ビジュアル系ブログのお約束、グルメ情報をお伝えしていきたいと思います(Photo by PENTAX K100d Super)。
今晩訪れたのは、Winston-Salemでも随一のグランメゾン(笑)と言われる「Arigato」(鉄板焼きレストラン)です。アメリカのジャパニーズレストランにしては頑張ってると思われる和風仕立てのファサードが、既にお腹がグーグー鳴っている我々をやさしく迎えてくれます。
この店、平日に行っても30分待ちはザラで、週末になんか行こうものなら平気で一時間は待たされるほどの繁盛店です。また、Winstonのジャパニーズレストランには珍しく、純日本人の店員さんが2人もいるためか、OPS専攻の私の目から見ても?この店のオペレーションはかなりクオリティ高いです。
メニューはコースとアラカルトから選ぶことが出来、シェフお奨めのリブアイステーキコースでも、わずか16ドルというお値打ち価格。このコストパフォーマンスの高さもこの店の人気の原因のひとつですね。
MBAのオペレーションのクラスでBENIHANAのケースを勉強した方にはおなじみ、コの字型テーブルに8人掛けというロットにてシェフが一人つき、腕前を振るってくれます。
まずアミューズ?は、何から出汁をとってるのかよく分からない(笑)スープ。このしょっぱい味が食欲をかきたててくれます。
サラダは、複数の種類からドレッシングを選ぶことができます。今回は、ドライなシャンパンにもよく合うよう(シャンパンなんて店に置いてないけど)、ジンジャードレッシングをチョイス。
この頃から、ベトナム人のシェフが鉄板焼きのセッティングを始めます。鉄板から沸き立つ熱気が歓喜の渦に変わりつつあるテーブル。「お前ら日本人?Wakeの学生?Wakeって授業料高くね?」等、シェフとの小粋な会話を楽しみます。
そしていきなり序盤からフランベ(調理の最後にブランデーやラム酒などアルコール度の高い酒をふりかけ、火をつけてアルコール分を燃やす調理法)!何をフランベしてるんだろう・・と思ったら、単に鉄板にアルコールを垂らして燃やしただけ(笑)。調理ではなく、単なるパフォーマンスだったみたいです・・。
アンティパストの「ノースカロライナ風 海老の鉄板焼き 塩味」。というか単に海老に塩を振って焼いてあるだけですが、美味しいです、これ。
続いてアンティパスト二品目「ノースカロライナ風 ズッキーニとオニオンのソテー ソイソース仕立て」。というか、しょうゆ味の野菜炒めです。でもこれもさっぱりしてて美味しい。
プリモピアット?は「ノースカロライナ風 フライドライス・・」というか、炒飯です。葱とコーンが入ってて、味はやや薄め。物欲しそうな顔をしてると、シェフが余った分を余計に盛ってくれたりします。
と、なにやら再び海老を焼き始めました・・。「鉄板の上のファンタジスタ」との異名を持つ(嘘)シェフ、今度はいったいどのようなルセットを見せてくれるのでしょうか!?
と思ったら、また焼いただけじゃねーか!
いや、でもブロッコリーが添えてあるのが工夫と言えば工夫ですかね・・。二回も海老が食べられるなんてちょっと得した気分です。
いよいよメインです。「US100%ビーフのリブアイステーキ マッシュルームと共に」。いいですね~。レアを頼んだのですが、アメリカでのレアはいつも日本でいうウェルダンくらいの焼き加減です。中までしっかり火が通っているので、お腹を壊す危険がないのが体にうれしいですね。
いよいよコースの最後を飾るメインの二品目は「産地不明ブロイラー胸肉 TERIYAKI風味」です。もも肉じゃなくてむね肉というところが泣かせますね。このパサパサした食感がナイスです。
以上、8品から成るコースでした。ちょっと茶化して書いてしまいましたが、このレストラン、調理法はちょっとアレですが素材はけっこう新鮮なので、どのお皿をいただいてもかなり美味しいです(さすがにむね肉はパサパサしますが)。そして量も、普通の日本人には食べきれないくらい多いです。アメリカ人ですら殆どの人がボックスでお持ち帰りします。
安い、美味しい、多い、楽しいと、まさに4拍子が揃ったジャパニーズ鉄板焼きレストラン「Arigato」、ミシュランがWinston-Salemに来たら(絶対こね~)、三ツ星獲得間違いなしであります。
Arigato Japanese Steakhouse
585 Bethesda Rd
Winston-Salem, NC 27103
(336) 765-7798
http://www.arigatos.net/
ビジュアル系ブログの新装開店、おめでとうございます!
小気味のいい文章に加えて、綺麗な写真のオンパレード、期待大であります。
おー、懐かしいっす。8年前、いや10年前にもちゃんと存在してまして、人気店でした。しかし、この街の大多数が「日本食=鉄板焼き」となっているようなのが残念でしたが^^;
さすがに今回は、こちらのお店は「再訪」できませんでしたが(笑)。
Robinfoot Rdの「1703」ってご存知でしょうか?
もし、未だでしたら、是非お試しを。
美食紀行…楽しみにしています(シリーズ化を!)
by Deacon(時差ボケ中) (2008-01-21 22:26)
♪食べたくなりました♪
約1年前に訪問して、とてもおいしかった覚えがあります。
量は半端なくありましたけど・・・笑
またいつか食べれますように・・・。
新装開店のブログ、かっこいいです☆
by yukiko (2008-01-21 22:40)
写真ど迫力ですね。シェフの手さばき躍動感すごい出てます。
私も今度行って見たいです。次なるグルメ日記も楽しみにしております。
by M (2008-01-22 11:23)
Deaconさん
え~っ、Arigatoって10年前からあったんですかー!何気に栄枯盛衰の激しいWinstonのことなので、最近の店かと思ってました・・。ということは、この激動の時代を10年間勝ち続けてきた店ってことですね・・どうりですごいはず・・。
「1703」、うちの奥さんが行きたいって行ってるんですけど、確かランチでも20ドル以上からとけっこうするんですよね・・。「何かの記念日にね」とか言い訳しつつズルズルごまかしているところですが、そんなお奨めなら行かないとですね!
by ハイペリオン (2008-01-22 13:14)
Yukikoさん
そう、ここって日本に帰ってからも絶対また行きたくなる店だと思います・・。だって、安いし量多いから(笑)。日本の鉄板焼きってなんであんな高いのかな~?素材がいいから?
今度、「大して良い素材使ってないけど安くて腹一杯になる」というコンセプトの鉄板焼きレストランのビジネスモデルを検討してみます。というよりこれは我が家の食生活全般に渡るポリシーですが・・。
by ハイペリオン (2008-01-22 13:18)
Mさん
>写真ど迫力ですね。
なんといっても写真のサイズが大きいから(笑
とにかく今は撮ることが楽しくてしょうがなくて、今回も一緒に行ったkjtimeさんの話はうわの空で聞きながら(笑)、ずっとファインダーを覗いてました。これではそのうち友達なくしそうですね・・(夫婦喧嘩の原因にも?)。ほどほどにしておきます。
グルメシリーズは第一回目で目玉を出してしまったので、あとはGolden Corralかバーガーキングくらいしか持ち玉が残っておりません・・。
by ハイペリオン (2008-01-22 13:23)