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誰が為にカロライナBBQ? [アメリカ食生活]

先日、我が家にてWakeの同級生で久しぶりに集まり、忘年会を開くことになりました。

移動手段が電車となる東京ではアメリカのようなポトラック(一人一品持ち寄り)パーティーは難しいので、基本的には買出しで済ませましたが、うちはどうせならばということで、懐かしのカロライナBBQにチャレンジしてみることにしてみました。

アメリカ南部でのBBQというのは、日本でのBBQで連想する屋外での焼肉?のようなものではなく、その地域毎に根付いた固有の郷土料理のようなものです。ネットを検索していたら下記の動画がありましたんで、良ければ覗いてみてください。アメリカ南部各地のBBQが紹介されています(個人的にはかなりウケました)。



で、我らがノースカロライナのBBQはというと、じっくりローストして柔らかくした後にほぐした(pulledした)肩ロース肉にビネガーをベースにしたソースをひたす、というスタイルのものです。

レシピに関しては「NC BBQ Society」のものを参考にしましたが、スモークのチップを使用するなどのかなり重要かもしれないけど面倒な工程は省き、とにかく簡単に作りました。以下にざっと手順をご説明します(いったい誰にとって参考になるのか分かりませんが・・)。

①スーパーでチャーシュー用とかに売られている肩ロース肉の塊を買ってくる

②肩ロース肉塊に塩コショウをすりこんで、110度に設定したオーブンで6時間ほど焼く

IMGP0443.jpg
↑こんな感じ

③箸をさしてすっと入るほど柔らかくなったら、少し冷ました後に、箸やトング等を使って肉をほぐす(本場では中華包丁みたいなのを使ってpulledしてますが、箸だけでも充分ほぐれます)

IMGP0444.jpg
↑箸を使ってほぐした後

④肉にひたすソースを作ります

  りんご酢;0.5~1カップ(酢が好きな人は多め、あまりな人は少なめで)
  ケチャップ;小さじ10杯
  砂糖;小さじ一杯
  塩;少々
  黒こしょう;少々
  赤唐辛子;少々
 
 上記の材料を小鍋に入れ、弱火で暖めながら混ぜます

IMGP0446.jpg
 
⑤肉をソースに浸し、パンに挟んで食べる

以上のような感じです。さすがアメリカ、しかも南部の料理だけあって、時間(南部人は基本的にスローライフなので、ビールを飲みながらちんたら調理する)と光熱費(アメリカ人の辞書に省エネという字は無い)はやたらかかりますが、技術やコツの全く要らない料理です(笑)。誰が作っても、BBQをパンに挟んで食べた瞬間、頭の中にカントリーソングが流れ出し、頭上にカロライナブルーの空が広がるかのような120%ノースカロライナの味が出せると思います!

というわけで、忘年会にはかなりの自信作として出した一品でしたが、O村嬢の「私、カロライナBBQ食べたことないんですけど・・」という一言と、O山氏の「まあこんな味だった気がしますね・・」という無感動なつぶやきに、私のただでさえ小さい自尊心は完全に撃沈されました・・(泣)。

でもまあ、今回初めて作ってみて、久しぶりに食べたくなったなー、と思ったときに気軽に作れるくらい簡単な料理であることが分かりました。それだけが収穫です(笑)。
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Korean War in North Carolina [アメリカ食生活]

先日、NC州中部でも随一の韓国料理レストランとの誉れ高い「Soul Garden」がリニューアルオープンしたとの話を聞き、時間があれば是非再訪してみたいものだと思っていた折、「Soul Garden」と共に隣町Greensboroの韓国料理レストランの両雄として並び称される「KO-AM」が閉店し、新たに韓国料理バッフェレストランになったとの情報が関係筋から寄せられました。しかも、夜の部のバッフェにはKorean BBQが供されるという衝撃情報まで!

「なに・・Korean BBQがBuffetに・・?ということはつまり・・

『Korean BBQ』 + 『Buffet』 = 『Korean BBQ Buffet』

= 『韓国焼肉食べ放題』!?」

この等式が閃いた瞬間、私の心の中の小島よしおが例の音楽とともにムクムクと立ち上がり

「ダイエット?脂肪燃焼スープ? そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」

と激しく踊りだしました(このネタって日本ではもう賞味期限切れなんですかね?)。

折りよく今週はMini3の試験が全て終了し、ダイエットも既にそこそこの成果があがったこともあり、この突如に勃発した仁義無き韓国料理戦争に参戦すべく、はやる気持ちを抑えながらGreensboroまで車を走らせました。

そんな我々を待ち受けていたのがこの肉塊!

IMGP2153.jpg

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酒と泪と男と女とバレンタイン [アメリカ食生活]

2月14日バレンタインデーというのは、日本では一年で唯一、男性が女性から物を貰える貴重な機会なのですが(まあそれもモテる男性のみの話で、私には昔から関係の無い日でしたが・・)、ここアメリカではなぜかこの日すら、男性が女性に「誠意を見せる」(チョコレートないしその他の物・サービスを提供する)日になっているようです(というか、私も正確な定義は知らないのですが、うちの奥さんが強硬にそう言い張っています・・)。

ということで、今日は私が晩御飯を作ることにしました(そうです、これもまた料理の写真の前振りです・・)。


(Photo by K100D super)

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ひもじさと切なさと心寒さと [アメリカ食生活]

減量を試みて以来、食事制限と運動を心がけて生活しているのですが、やはり想像以上に毎日が辛いです。MBAでの生活は殆ど毎日が勉強漬けなので、もともと楽しみといえば食べることくらいだったのですが、それを奪われると(というか自分で勝手にやってるだけなんだけど)もう残るものは何も無く、苦し紛れにネットでグルメサイトを見ては余計にお腹が空いて自爆する毎日です。


Photo by Pentax k100d Super

最近は晩御飯に「脂肪燃焼スープ」というなんとも物騒な名前の野菜スープを作ってもらって食べているのですが、自分で頼んで作ってもらってるくせに無礼なのを百も承知で言うと、一日の労働(?)の果ての晩餐が肉の一切れも入っていない野菜スープだけというのは、なんとも言い表しがたい、プロレタリア文学的な悲しみがありますね。

いや、というよりむしろ、この飽食の時代に暴飲暴食を繰り返した果ての罪と罰、ということなのでしょうか。余計な物質を満載して荷重オーバーに苦しんでいる自分の肉体への懺悔、今までさんざんに食い散らかしてきた食材への贖罪(シャレ?)、ということなのでしょうか?

しかしその割に、体重はなかなか減りません。ここまで摂取カロリーを減らして、しかも運動までしているのにいつもと変わらぬ燃費パフォーマンス。お前はプリウスか!と自分自身につっこみたくなります。

そんな折、先日は日本から持ってきたイカ墨ペーストでイカ墨パスタを作りました。このイカ墨ペーストというのは、イカ墨パスタがとても簡単に作れて、しかもものすごく美味しいのです。こってりした墨の舌触りと、シャキっとした烏賊の歯応えのマリアージュ。うっとり・・。


しかし、高カロリー&高カーボンなので、これも味見程度の量しか食べられません。う~ん、これ、もしかしてダイエットに成功しないとずっとこうやって食べられないままなのかな?


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ある晴れた日の午後に [アメリカ食生活]

Winston-salemで最もイケてると言われるオーガニックスーパー・Whole Foodsと双璧をなすFresh Marketがこのたび、うちのアパートから車で10分ほどの近所に移転してきました(Photo by Pentax K100D Super)


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最後の晩餐 [アメリカ食生活]

いきなりカミングアウトしますが、ここアメリカに来て約一年と半年で、体重が0.01トン(=10キロ)近く増えてしまいました・・。これはもうメタボリックどころじゃなくて、ギガボリック、もしくはテラボリック?な響きありということでさすがに生命の危機を感じ、一念発起してダイエットに励むことにしました。

とにかく、食べる量を減らして毎日何かしらの運動をするようにしています。
まだ開始して10日ほどですが、現時点で3キロ減と、それなりの効果がありました。

まだまだ始めたばかりですが、とにかく健康のため、自分の為、ひいては家族の為にも、頑張って続けたいと思います。目標は、帰国までに渡米時の体重-5キロ、です。

もし私が挫折してダブルワッパーでもムシャムシャ食べてるところを見かけたら、

「バカッ!弱虫ッ!」

とでも言ってトマトか卵でも投げつけてやってください・・。

で、ダイエットを開始する日の前日、死刑囚は死刑の前日に好きなものを食べることが出来るという伝聞に習い、私も長い苦行に入る日までの最後に、何か一番食べたいものを食べておくことにしました。

それが、これ

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ノースカロライナ美食巡礼紀行 [アメリカ食生活]

今回よりブログを新装開店しました。

「前のデザインの方が良かったのに」

と思われるかもしれませんが(というか私自身ちょっとそう思ってるのですが・・)、前のデザインでは横400ピクセル以上の写真が載せられないんですよね・・。

で、今回の新装開店の最大の目玉は、大きいサイズの写真が載せられるようになったことです。今までのテキスト主体のブログから、今後はスタイリッシュなビジュアル系(?)ブログへ路線方向していこうと画策しています。最終目的は、MBAブログというジャンルの中で、内容はさておき、写真だけは一番キレイ!と言われるようになることです(笑)

というわけで、今回はそんなビジュアル化路線の第一弾として、ビジュアル系ブログのお約束、グルメ情報をお伝えしていきたいと思います(Photo by PENTAX K100d Super)。

今晩訪れたのは、Winston-Salemでも随一のグランメゾン(笑)と言われる「Arigato」(鉄板焼きレストラン)です。アメリカのジャパニーズレストランにしては頑張ってると思われる和風仕立てのファサードが、既にお腹がグーグー鳴っている我々をやさしく迎えてくれます。

この店、平日に行っても30分待ちはザラで、週末になんか行こうものなら平気で一時間は待たされるほどの繁盛店です。また、Winstonのジャパニーズレストランには珍しく、純日本人の店員さんが2人もいるためか、OPS専攻の私の目から見ても?この店のオペレーションはかなりクオリティ高いです。

メニューはコースとアラカルトから選ぶことが出来、シェフお奨めのリブアイステーキコースでも、わずか16ドルというお値打ち価格。このコストパフォーマンスの高さもこの店の人気の原因のひとつですね。

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クリスピークリームとハルマゲドン [アメリカ食生活]

先月、クリスピークリームを買いに出かけたところ、店頭にこのような看板を発見・・

「なにっ!?チョコレートタイム?」(ChocolateではなくChokkolateとなっているところがKrispy Krimeならでは)

それってつまり、クリスピークリームの店頭デモンストレーションでお馴染みの

↑この砂糖まぶしマシーンが、チョコレートまぶしマシーンに変わるということなのだろうか・・?しかも、毎日4時からの限定販売?とのこと。

Winston-Salem通の人はご存知かもしれませんが、ここWinson-Salemはクリスピークリーム発祥の地であります。恐らくクリスピークリームジャパンの玉塚社長も訪れたであろうクリスピークリームアメリカ本社もこの地にあり、私がいつも通っているここのお店は今や世界中に店舗展開している数多のクリスピークリーム店舗の、伝統ある第一号店とのことなのです。

そのクリスピークリームの心臓部ともいえる第一号店で極秘裏に(ホームページにも載ってなかった)販売開始されるこの商品、これは恐らく、ダンキンドーナツやミスタードーナツ等に対しアメリカ、日本など世界中で繰り広げられているドーナツ戦争に終止符を打つべくアメリカ本社にて開発された最終秘密兵器(ドーナツ)であり、まさにドーナツ界にハルマゲドン(世界最終戦争)をもたらす存在に相違ない・・私の満腹中枢はそう直感いたしました。

実のところこの商品の販売は昨日11日だったのですが、昨日は私がチームミーティングがあった為に、ようやく今日、その秘密のベールを脱がせることが出来たわけです。

我々夫婦&バブコック高カロリーフード特戦隊の一員であるNさんがダッシュで店内に駆け込むと、そこには茶色く怪しい光を放つ、謎のマシーンが・・。

とりあえずこの新しい商品の名前を知らないので、とにかくそのマシーンを使って、イキのいいやつをひとつ頼む!と店員にお願いします。

すると店員がおもむろにベルトコンベアに乗ってるドーナツを取り上げ・・

てっきり私は例の白いグレーズ(ドロドロの液状になった砂糖)の代わりにチョコをかけるんだと予想してたのですが、既にグレーズをかけたドーナツのそのまた上からチョコをかけるようです。

↑本邦初公開(?)これがクリスピークリームのリーサルウェポン、「激甘チョコドーナツ」だ!!

現在、クリスピークリームはアメリカ国内におけるヘルシー食品ブームの影響によってその高カロリーを敬遠され、徐々に人気が低下していると聞いたことがありますが、それに対するクリスピークリーム社の新戦略がこの超・高カロリードーナツというわけです。

世間に迎合し、気合の入ってない低カロリードーナツなんかを作るのではなく、さらに甘さに気合の入った超高カロリードーナツを市場に投入するとは、まさにクリスピークリーム版「北風と太陽」作戦、というわけですね。衆議院を解散し、国民の意思を問うべく郵政選挙に打って出た小泉総理の戦略に通ずる、「やけっぱち的な潔さ」のようなものを感じます。

ちなみにこの商品、通常のドーナツ(79セント)にチョココーティング料49セントが追加されるという、かなり強気な値段設定になっております。今のところ市場の反応はというと、販売開始二日目にも関わらず、店内では我々以外に本商品を注文している人はいませんでしたね・・。

そして肝心の味はというと、まさに砂糖にチョコをまぶしたっ!って感じの味です。多分ひとつで300カロリーはあるでしょうから、恐らくドーナツ3つで約1000カロリーは下らないでしょう。

突っ込みたいところはまだまだ山ほどありますが、引き続きクリスピークリーム社の戦略に注目していきたいと思います。


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果てしなき旅路の果てに-邂逅編- [アメリカ食生活]

今回の旅行で初めて西海岸を訪れたのですが、そこで瞠目したのが西海岸の食べ物の美味しさです。アメリカの食べもの、特にシーフードはおしなべてBull Crap だと思っていましたが、水の都、シアトルの魚市場では近所のLaw's Foodsにおいてある腐った目をした魚ではなく、今の今まで大海原でピチピチ泳ぎ回っていた100%Fresh!!の魚が所狭しと並べられています。

そんなシーフード王国で我々が食べたのがこれ↓

ゴミの山・・ではありません。獲れ獲れピチピチのカニや海老、ムール貝やアサリをじゃがいもやとうもろこし、ソーセージと共に特製スパイスで茹で上げた逸品で、"Crab Pot"というシアトルではとても有名なお店の“THE WESTPORT”というメニューです(ちなみに値段は20ドルほど)。

このメニューには皿なんてものはなく、紙をしいたテーブルの上に、ご覧のように茹でたてのシーフードがドサッとばら撒かれます。また、ナイフとかフォークなんてものも無く、木槌と蟹の身ほぐし棒だけを与えられ、貝や海老、ジャガイモなんかをひたすら手づかみで食べ、蟹の甲羅もひたすら木槌でかち割っていくのです。

よく、料理はフォークやスプーンなどを使わず、手で食べるのが一番美味しいと言われますが、まさにその通り。大学生の時に読んだプルーストもMBAで学んだ実験計画法も全て忘れ、原始人のようにムール貝を手でこじ開け、蟹の足を木槌で粉砕し、ひたすら食べることに集中していくことによって、恍惚&忘我の境地に到達することができます。

西海岸と同様に、カナダの食べ物も侮れません。もともとイギリス文化とフランス文化によって醸成された食文化、街のレストランでパスタを頼んでも、アメリカのようなぶよぶよパスタではなく、ちゃんとアルデンテのものが出てきます。

そしてバンフやジャスパーのあるアルバータ州で有名なのが、カナダの広大な大地とカナディアンロッキーの清廉な水で育まれた極上の絹のような牧草を食べて育ったアルバータ牛。日本では殆どなじみの無いブランドですが、カナダ人に独占させておくにはあまりにも惜しいスーパーオーサムな肉牛です。

そこで我々が食べたのが、ジャスパーのTonquin Prime Rib Villageというこれまた有名なレストランの看板メニュであるプライムリブ。

写真ではスケール感が伝わりにくいのですが、左上にあるじゃがいもの大きさが握りこぶしくらいなので、肉自体の面積は恐らくチェ・ホンマンの靴底くらい、厚さも2cm以上はあると思います。

そして特筆すべきはその肉の柔らかさ・・!高田馬場のロイヤルホストのステーキの硬さが監獄の囚人のマットレスくらいだとしたら、ここのプライムリブは丸八真綿の高級羽根布団くらい、まさに郷ヒロミもビックリドンキーの柔らかさです。これで値段が30カナダドル程度。カナダ恐るべし・・。

今回の旅行には変圧器+炊飯ジャー持参で、和食2:アメリカンフード1の割合で食事していたので、従来は旅の後半でアメリカンフード拒否反応が出ていたのですが、今回は最後まで美味しく各地のアメリカンフードを堪能することができました。

とりあえず、恐らく会社人生最長と思われる3ヶ月の夏休みも今日で終わりですが、思う存分、悔いのないよう休みを堪能・完全燃焼し尽くしたと自負しています。このテンションのまま、二年次の授業も頑張っていきたいと思います。


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スレてないですよ [アメリカ食生活]

先日MBAの学食に行った際、隣の席でハンバーガーにかぶりついていた学生が

「うめぇ!」

とつぶやいていました(勿論英語でです)。それを聞いてふと、先週チームミーティングの際に行った4ドルで食べ放題のピザ屋にて、おきゃん(「友達はいますか?」参照)がそこのサラダを食べて

「あら美味しい!」

と言ってたのを思い出しました。

今の時代、日本の学食でおにぎり食べて「うめえ!」とつぶやく大学生なんてあまりいないと思うし(「山下清か!」って突っ込まれますよね)、サイゼリヤでサラダを頼んで「あら美味しい!」なんて言う女子大生もあまりいないんじゃないでしょうか?(しかもそれが私立大医学部に所属するような、とてつもなくブルジョアジーの臭いがする女子大生なら尚更です)

つまり何が言いたいかというと、(アメリカ人の味覚が終わってるということではなくて)アメリカ人ってスレてないよな~、ということです。なんというか、物事に対する反応がフレッシュで、喜びに対する沸点がすごく低く設定されてるように見えるんですよね。

だから、ハンバーガーを食べるなんていう、アメリカ人にとっては生まれてこのかた何千回と繰り返した行為に対していまだに「うめぇ」なんていうポジティブな反応ができるし、場末のピザ屋のやっすいサラダに「美味しい」と言えることができるんじゃないでしょうか。

去年のクリスマスのときも、いい年こいたおばちゃんがサンタ帽かぶってスーパーに買い物に来てたりしてましたが、その年でよくそんなにクリスマスに高いテンションを保てるな~と思いますよね。日本だと、「お前のオカン、さっぶいな~」と鼻で笑われるのがオチですが・・・。

それに比べると、我々日本人は少しスレ過ぎているんじゃないですかね?

学食で食べるおにぎりやサイゼリアのサラダになんか何の心の動きもないし、クリスマスの季節になっても「あぁ、今年ももうそんな季節なのね」と、完全に傍観者のスタンスです(まあこれは宗教観の違いにもよりますが)。

アメリカに滞在する日本人がよく言うセリフに「アメリカのお菓子は甘すぎて食べられたもんじゃない」というのがありますが、これも思えばスレた発言です。

日本で甘さ控えめのお菓子が主流になったのなんて、せいぜいここ十数年の話ですよ?それまでは、甘~い甘~いケーキやチョコレートが庶民の憧れだったわけです。

戦後、進駐軍のジープから投げ与えてもらったチョコレートやチューインガムの甘さに心から感動した、あの頃のキラキラ輝いていた気持ちを忘れてはいけない!!そう思うのです。

渡米後半年が経過し、アメリカでの生活や授業に新鮮さを失いだした自分への戒めをこめて、来週は「『アメリカ生活の感動よ再び』強化週間」と題し、日々の暮らしへの心の感度を上げてみたいと思います。まずは手始めに、ゴールデンコラルにアメリカンフードの醍醐味を再確認しにいかねば・・・。


上記写真;狂ったように甘いゴールデンコラルのデザート達(推定カロリーは日本の3倍)


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