アメリカの大学といえばアメフト!! [MBA]
アメリカの大学でのスポーツ観戦といえば、やはりアメフトが王道です。去年は残念ながら観に行く機会に恵まれなかったのですが、今年は運良くチケットを入手することができました。しかも相手はNC州に銀河帝国軍の如く強大に君臨するUNC(Univesity of North Carolina Chapel Hill)!!去年、同じカードのバスケットボールの試合を観戦しにいったものの、コテンパンにやられたところです。
試合はうちのアパートから車で5分のスタジアムで行われるので、試合開始30分前くらいにアパートを出たのですが、スタジアムが近づくにつれものすごい渋滞が・・。それもそのはず、Wake ForestとUNCと言えば、両校の現役学生や卒業生、あるいはその家族といった関係者の数の圧倒的多さから、おそらくWinston-Salem市内で行われるスポーツの試合の中では最大の集客数を誇る一戦のようです。
数万人の観客がみんなマイカーでやってくる為、駐車場もまさに芋を洗うような混雑っぷりで、どさくさにまぎれて、近場の民家が自分の家の庭を駐車場として貸し出したりしています(中には一日20ドルなんていう、ここらの相場からすると完全ボッタクリなところも)。
↑ 道路の中央分離帯にも違法駐車が続出するほどのアナーキーっぷり・・
なんとか車を駐車場に止めてスタジアムに近づくと、既に地響きのように鳴り響く観客の応援コールが聞こえてきます
そしてスタジアムの中は、まさしく満員御礼!!
右も左も、この広いスタジアムに人がぎゅうぎゅう詰めにあふれています。
観客も、まさしく老若男女勢ぞろいといった感じで、年端もいかない小さな子がWakeのTシャツを着ていたり、80歳にもなろうかというヨボヨボのおじいさんがUNCの旗をヨロヨロと振っていたりします。
しかし、肝心の試合は我らがWake Forestが完全に主導権を握る、ワンサイドな試合運び。それもそのはず、去年ACCリーグという南部周辺?の大学リーグで優勝し、飛ぶ鳥落とす勢いのDeamon Deacons(Wake Forestのアメフトのチーム名)と違い、UNCのアメフト部はバスケほどその知名度も実力もなく、はっきりいって弱いチームのようです。
試合はいよいよ横綱相撲といった感じに近くなり、盛り上がるのはWakeサイドの応援ばかり。今回ばかりはブルーのシャツを着たUNC軍団も沈黙気味です。
試合の途中のハーフタイムでは、お決まりの鼓笛隊によるパフォーマンスなどがあり、大学といえどもこの辺のショーマンシップはさすがに本場アメリカならではの気合を感じます。
前にも言ったように、Winston-Salemは青い空と深い森以外にはこれといって何もないところですが、かといってそこに住んでいる人たちがそんな環境に辟易しているかというとそういうわけでもなく、こんな風に、別に全国的にメジャーではないけれども、自分達のお気に入りのスポーツチームがあって、その応援を自分達なりに、とっても楽しんでいるようです。
試合の前にみんなで集まってお酒をのんでテンション高めたり(いわゆるTailgate partyというやつ)、大学には直接関係ない我が子を巻き込んで(笑)家族で観戦したり、試合の後にみんなでバーに行ってあの選手はダメだとかこの選手はawesomeだとかクダを巻いたりと、傍目から見てうらやましいくらい、みんなこの試合を思い思いの方法で、存分に味わい尽くしているようです。
そして相変わらずの抜けるようなこの青い空・・。
果たして東京に帰った後の私が、彼らノースカロライナ人のかくも最強なワークライフ・バランスに勝てる日は来るのでしょうか?このナチュラルボーンなスローライフっぷりに少しでも近づける日はくるのでしょうか?
・・少しでも近づけるよう、頑張りたい思います。
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